2012/02/01

富士通の決算 2011年度(平成23年度)第3四半期、通期予想を全指標で下方修正

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1月31日、富士通㈱が2011年度(平成23年度)第3四半期(2010年10~12月)決算と通期予想を発表しました。

2012年3月期業績予想を下方修正し、売上高は4兆4,900億円(前回予想4兆5,400億円)、連結当期純損益は350億円(同550億円)になる見込みです。

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欧州金融市場の不安定化や新興国における成長率の鈍化などの景気減速に加え、2011年10月にタイで発生した洪水により寸断されたサプライチェーンの回復に各種対策を講じて一部を除き正常に戻ったものの、通期業績には影響が残る見通しとしています。

また、国内外のICT投資の回復の遅れ、パソコンやデジタル家電の販売低迷なども大きく影響しているようです。

なお第3四半期(10~12月)に関しては3事業とも海外の減収が大きく、テクノロジーソリューションの国内はほぼ前年並み、ユビキタスソリューションの国内は8.9%の増収、デバイスソリューションは国内も12.1%減収となっています。
減収減益要因で大きかったのは、タイの洪水による影響で、売上高で340億円、営業利益で140億円の減額となっています。

通期決算概況[2011年度は今回の予想]

          2009年度   2010年度  2011年度予想(前年比:額、増減率)

売上高     46,795億円  45,284億円   44,900億円(△384億円、△  0.8%)
営業利益      943億円    1,325億円    1,000億円(△325億円、△24.6%)
経常利益       711億円    1,078億円      850億円(△228億円、△21.2%)
当期純利益     930億円     550億円      350億円(△200億円、△36.5%)

他の総合電機各社は、デジタル家電の構成比が大きく価格下落の影響で厳しい状況にあるのに対し、富士通はNECと同様にICT関連事業が中心の企業です。
ますますグローバル競争が激化するICT市場において、両社の構造的な改革が急務となっています。

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2012/01/30

NECの決算 2011年度(平成23年度)第3四半期、通期予想の下方修正と1万人規模の人員削減

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先週1月26日、日本電気㈱(NEC)が、2011年度(平成23年度)第3四半期(2010年10~12月)決算と通期予想を発表しました。

国内外で1万人規模の人員削減2012年3月期業績予想を下方修正し、連結当期純損益は1,000億円の赤字(前回予想の150億円)になる見込みです。

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人員削減は、円高や欧州の信用不安で業績回復が見込めないことで、国内7,000人(7割程度は外部委託人員を想定)と海外3,000人を削減する予定としています。

当期損益が1,000億円の赤字に転落する要因は、人員削減に伴う事業構造改革費用で400億円、税制改正や業績悪化による繰り延べ税金資産の取り崩しで740億円を織り込んだこととしています。

また中期経営計画は、2013年3月期に売上高4兆円、営業利益2,000億円を目指していましたが、達成は極めて難しいとしています。
今後は、ITサービス、キャリアネットワーク、社会インフラ、エネルギーの4事業に集中投資し、営業利益率5%の目標については「固執していく」としています。

通期決算概況[2011年度は今回の予想]

         2009年度    2010年度  2011年度予想(前年比:額、増減率)

売上高    35,831億円   31,154億円   31,000億円(△154億円、△0.5%)
営業利益     509億円       578億円      700億円(  122億円、  21.1%)
経常利益      494億円          0億円      350億円(    350億円、  -    )
当期純利益    114億円     △125億円   △1,000億円(△875億円、  -   )

総合電機8社の2011年度(平成23年度)第3四半期(2010年10~12月)決算と通期予想は、NECをはじめ2月初旬までに出そろう予定です。
9月の中間決算では、9社が通期業績予想を下方修正しましたが、特にデジタル家電の構成比が大きい企業は価格下落の影響に苦しんでおり、少なくとも3社が通期決算で最終赤字となる予想もあります。

各社の決算発表につきましては、改めて整理する予定です。

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2012/01/22

私有端末の業務利用(BYOD)に向けた課題とセキュリティ対策などの企業側の対策

 

前回は「私有端末の業務利用(BYOD)を取り巻く環境とメリット」について個人的な意見を記述しましたが、今回は「私有端末の業務利用(BYOD)に向けた課題と企業側の対策」について整理します。

なお企業側の対応策については、今回は具体的なツールやサービスの紹介は控え、概念的な記述とします。

 

3.私有端末の業務利用(BYOD)時の課題

 ①接続環境の整備

  ・インターネット経由や無線など、端末が基本的に保有するネットワーク接続
   方式を意識して社内LAN上に整備しておく。

  ・企業側でブラウザやバージョンを限定している場合は、制限を緩和する。

 ②セキュリティ管理の徹底

  ・私有端末となると管理責任は個人(所有者)に依存する。
   OSやソフトウェアの更新、ウィルス対策、ディスクの暗号化などの端末側の
   対策を各自が自主的もしくは企業側制度として実施する。

  ・業務システムへのアクセスや操作などの記録を管理する。

  ・端末紛失などが起こった場合、個人的な蓄積情報も含めて、遠隔データ消去
   しなければならない。

 ③サポートの強化

  ・数多くの機種やOSの端末が利用されることとなり、全ての端末に対応した操作
   マニュアルを用意することは不可能に近いため、どこまで準備するのかを判断
   することが必要となる。

  ・利用者から設定や操作に関する問い合わせも増加することが予想されるため、
   それらに対応できる仕組みや体制を整備しておく。

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2012/01/21

私有端末の業務利用(BYOD)を取り巻く環境とメリット

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BYODとは「Bring Your Own Device」の略で、従業員が個人で所有するスマートフォンやタブレットなどの私有端末を企業内に持ち込んで業務に活用すること。


急激に普及し始めたスマートフォンやタブレット端末。
様々な端末の発表に伴い、個人に普及するとともに、それを企業の業務システム用端末としても利用したい(BYOD)という要求も多くなっています。

私がセミナーや個別企業の研修の講師をする時にも、スマートフォンやタブレット端末の業務利用について、そして個人が保有する端末の取り扱いに関するご相談を多く受けます。

これまでの業務用モバイル端末といえばノートPCや携帯電話が主流で、国内企業の多くは企業が貸与し、業務以外には使用を禁止するものでした。

しかし、スマートフォンやタブレットなどの新たな端末が増え、むしろ操作性や機能面では従来のモバイル端末より優れているものが多い状況です。

メールやグループウェアなどの一般的なオフィス業務に限らず、営業や販売管理などの基幹業務の入力や照会、さらにはプレゼンやプロモーションなどの特定業務においても、スマートフォンやタブレット端末を利用している企業も増えてきました。

そこで、今回は「私有端末の業務利用(BYOD)を取り巻く環境とメリット」について、次回は「BYODに向けた課題と企業側の対策」について整理します。

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2012/01/18

書籍 エスケープ・ベロシティ キャズムを埋める成長戦略

20120118

エスケープ・ベロシティ キャズムを埋める成長戦略

ジェフリー・ムーア(著),栗原 潔(翻訳)

出版社:翔泳社(2011/12/14)

Amazon.co.jp:エスケープ・ベロシティ


 
 

キャズムを埋める成長戦略

イノベーションを阻む抵抗勢力に打ち勝つ戦略

本書は、『キャズム』の著者ムーア氏が、ハイテク業界における20年以上にわたるコンサルティング経験から戦略フレームワークをまとめた一冊です。

過去の繰り返しではなく、真に革新的な戦略をどのように立案すべきか、
いつどのような場合に思い切った賭けをし、いつどのような場合に既存事業の維持にフォーカスしなければならないかのメリハリを明確にする。

そのための5つの「力の階層」計13種類のモデルやフレームワークが紹介されています。
そして最終章では、ビジョン、戦略、実行の3つの変革における一般的な行動の概要が示されています。

経営者や事業責任者の方々、さらに補佐役の方々にとって、自社の戦略立案の漏れをなくし、業務の優先順位を維持しながら長期的戦略を統合し、その両方を成功に導くのに本書のフレームワークは役立つと思います。

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2012/01/08

書籍 間違いだらけの会社選び

20120108

間違いだらけの会社選び
~「会社を見る眼」を鍛え、内定を勝ち取る~

原正 紀(著)

出版社:アチーブメント出版 (2011/11/30)

Amazon.co.jp:間違いだらけの会社選び


 

就活に失敗するのは見る眼がないからです!

3000社の採用支援2000人の経営者面談でわかった「失敗しない会社選び」の秘訣

本書は、新時代の人財ビジネス(株)クオリティ・オブ・ライフを設立し、企業への人財活用支援を中心に産学官で活動を行っている著者が、「自分だけの会社(マイ社)」を選び抜く力を身につけるためのノウハウを綴った一冊です。

就活に失敗するのは「見る眼」がないからであり、失敗しない会社選びの秘訣として、以下を詳しく解説しています。

 ・会社を見る眼の身に着け方
 ・企業選択で成功する人、しない人
 ・自分を知るためのの軸の持ち方、見つけ方
 ・社会、業界、会社の理解
 ・相性のいい会社を探す眼と見抜く眼
 ・ちょうどよい会社選びのチェックポイント

就職は人生において最も大事な「働くこと」を得る場であり、自分のベストと思える会社に巡り合うことは、充実した人生を実現することにも繋がります。

厳しい就職戦線の真っただ中にいる方、来年または再来年に就活を迎える方にとっては、本書で紹介されている「企業を見る眼のフロー」「会社選びのチェック」など大いに役に立ちます。

私も採用の面接官をしていますが、本書で記述されているようなことを自分で考え、自分の言葉で語ってくれる学生に好感を覚えるのも事実です。

なお既に企業で勤務されている方には、「選ばれる会社、先輩や上司」になるための指針になります。

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2012/01/05

書籍 「習慣で買う」のつくり方

20120105

「習慣で買う」のつくり方

ニール・マーティン(著)、花塚 恵(翻訳)

出版社: 海と月社(2011/12/13)

Amazon.co.jp:「習慣で買う」のつくり方


 
 

あなたの「商品」「サービス」「店舗」のリピーターをつくるマーケティング

カギを握るのは「習慣脳」!
じつはアップルの成功にも「習慣」が深く関わっている。

科学の力で脳のメカニズムがわかった今、マーケティングは「習慣化」を目指す。

本書は、脳科学や認知心理学を取り入れたニューロマーケティング、特に「習慣」の力を活かすマーケティング法を指導・アドバイスしているニール・マーティン氏が、脳のメカニズムを踏まえたマーケティング展開を説いた一冊です。

目には見えないが私たちに大きな影響を及ぼす「無意識」、なかでも「習慣」がどのように影響を与えているかを理解すれば、顧客に喜ばれる商品やサービスを開発できるようになるとし、
・パートⅠでは、人の行動の大半が習慣脳(無意識)に支配されていることを説明し、
・パートⅡでは、その事実に基づいたマーケティングの考えを示し、
・パートⅢでは、消費者の習慣脳や判断脳にはたらきかけて、習慣化へ導く方法を
          解説しています。

 

脳のメカニズムはまだ解明途中でもあり、マーケティング展開に関する記述には具体的な手法提示までは至らない部分もありますが、多くの専門家へのインタビューや事例を紹介しながら、ニューロマーケティングについて解りやすく解説されています。

他のマーケティング理論で言われている事も多くありましたが、脳科学や認知心理学の視点からマーケティングを考える点において、新たな気づきがありました。
マーケティング部門、経営者の方には、お薦めの一冊です。

 

なお、用語が非常に解りやすく表現されているのは、翻訳者の貢献もあると思います。

他の訳書『あのサービスが選ばれる理由』や『WOMマーケティング入門』と同様、翻訳に当っては関連分野に関する調査や勉強もかなりされたのではないかと思います。

 

ニューロマーケティング(Neuromarketing) IT pro,2010/08.03

ニューロマーケティングとは、脳科学の知見を人の消費行動や心理の解明に応用し、「脳にとって心地良い商品を出す」といった形でマーケティングに活用する取り組み。

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2011/12/28

書籍 カテゴリー・イノベーション

20111228

カテゴリー・イノベーション
ブランド・レレバンスで戦わずして勝つ

デービッド・A.アーカー(著)、阿久津 聡(翻訳)、電通ブランド・クリエーション・センター(翻訳)
出版社:日本経済新聞出版社(2011/11/25)

詳しくはこちら


 

ライバルの出る幕をなくせ!

イノベーションで、既存カテゴリーの魅力をなくす新カテゴリーを創出し、それを代表するブランドになる。
競争の激しい市場で、競争をせずに事業を成長させる唯一無二の新戦略論。

本書は、カルフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院名誉教授であり、ブランド研究に関する世界的な権威であるデービッド・A.アーカー(David A.Aaker)博士が、競合相手に勝負をあきらめさせる圧倒的に優位なブランディング「ブランド・レレバンス(Brand Relevance)戦略」を説いた一冊です。

レレバンス」とは、関連性、適切さ、妥当性などと訳され、商品やサービスについて消費者が思い浮かべるカテゴリーのイメージと、そのブランドの関連性の高さを表す概念です。

従来の「ブランド選好性(Brand Preference)」ではなく「ブランド・レレバンス(Brand Relevance)」を高め、そのために「カテゴリー・イノベーション」を実行する。

「ブランド・レレバンス」という概念の解説から始まり、カテゴリーまたはサブカテゴリーの形成から維持・管理、参入障壁の構築と差別化、それらを支える組織など、全体プロセスについて詳細に記述されています。
特に、一般に知られているグローバルブランドに加え、日本のビール業界など、20余りの事例を紹介しながら解説されていますので、理解しやすい内容となっています。

マーケティングやブランドを担当する方や研究者に限らず、商品開発を担当する方、起業家にとっても、バイブルとなる一冊です。

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2011/12/22

書籍 訣別 大前研一の新・国家戦略論

20111209

訣別 大前研一の新・国家戦略論

大前 研一(著)

出版社:朝日新聞出版

詳しくはこちら


 
 

陳腐化し、硬直した「ニッポン・モデル」と訣別し、ゼロベースの大変革を断行せよ!

ベストセラー『平成維新』以来の本格的な国家戦略!
「2025年ビジョン」を提唱!

日本がこれから取り組むべきゼロベース改革は、以下の3つと訣別すること。

 ・260年間にわたって安定した社会秩序をもたらした江戸時代の幕藩体制
 ・アジアの先頭を切った明治以降の近代化
 ・焼け野原から奇跡的な復興と高度成長を遂げた戦後体制

本書は、ビジネス・ブレークスルー大学院大学の学長であり、グローバルな視点と大胆な発想で活発な提言を行っている大前研一氏が、現在の官僚や政治家そして国民の罪を指摘し、その状況を国民自身で変えることの必要性を訴えた一冊です。

過去に成功した「ニッポン・モデル」はすっかり陳腐化し、硬直化した。
いまこそゼロベースの大改革を断行し、新しい日本をつくるときだ。

かなり過激な表現ではありますが、いつもながらの鋭い考察と大胆な提言に満ちており、実現するには多くの課題があるとは思いましたが、先延ばしにしていては手遅れ(日本衰退)になりそうなことばかりです。

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2011/12/19

書籍 采配 落合博満

20111218

采配

落合 博満(著)

出版社:ダイヤモンド社

詳しくはこちら


 
 

孤独に勝たなければ勝負に勝てない。
勝利を引き寄せる66の言葉

『邪念を振り切り、今この瞬間に最善を尽くす。監督の采配とは、ひと言でいえば、そういうものだと思う。』

本書は、中日ドラゴンズの監督就任から8年間を通じて、全てAクラス入り、4度のリーグ優勝に1度の日本一とう成績を残し、今期でユニフォームを脱いだ落合博満氏が、マスコミにほとんど語ることのなかった、自立型人間の育て方、常勝組織の作り方、勝つということ、プロの仕事などについて記述しています。

打率は常にリーグ下位、平均年齢の高さはリーグ1位と、勝利の条件がそろっているとは言い難いチームを「常勝チーム」へと変貌させた「采配力」

野球ファンだけではなく、
・部下をもつビジネスリーダーにとって、人材育成や組織づくりに対する考え方など
・ビジネスマンにとって、プロとしての考え方や自己啓発の方向性など

全ての方々にとって、自分自身を見つめなおすきっかけとる一冊です。

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